Untitled, 2012
27x22cm, acrylic on canvas
ロンドンのギャラリーさんを通してのご依頼でした。
実は、添付されてきたお写真は家の目の前に大木があったり、両端には車が停まっていたりするものだったのですが、それを全て排除してね……と、ちょっと難しいご注文だったのです。
いつものことながら、最初は「産みの苦しみ」もあり、それを乗り越えて入り込んでいき、ちっちゃな筆でもくもくと作業をすすめたせいか、私自身もちょっと愛着が湧いた作品です。
後日、ギャラリーさんより親切なフィードバックのメールをいただきました。
なんでも、クライアントさんはこの家で家族ととても幸せな時間を過ごしたのだそうですが、この度この街を離れる際に、愛したこの我が家をきちんとした形で思い出として残したかった……とのこと。
奥様にプレゼントされるそうです。
ギャラリーのオーナーさんは、「こんなに美しいんだもの、ちょっと涙しちゃうかもね」…なんて言ったそうです。
いつもながら、温かいフィードバックに幸せいっぱいにさせてもらいました。
やってて良かった〜〜〜…、と思う瞬間です。